流体力学の発展に大きく寄与すると認められる業績に関する中核論文の著者に授与する.ただし,過去10年以内に発表された業績で表彰対象論文を含む3編までの論文により選考する.応募時点で代表者は本会会員であること,代表者以外の共著者は,2024年3月31日において本会会員か,入会申込み済みであれば受賞者に含める.なお,候補論文は,過去に受賞した竜門賞や技術賞の対象論文と異なるものとし,また,竜門賞や技術賞(共著者を含む)と同時には応募できないものとする.
本会会員で2024年3月31日において40歳未満であり,流体力学の発展に寄与した論文を査読のある雑誌に発表し,独創性と将来性に富むと認められる個人に授与する.
なお,出産・育児により研究に専念できない期間がある場合,一子につき1ないし2年延長する.その延長期間は,産休・育休取得などその期間が定量的に算定できるものに基づき,それら休職期間が一回の出産につき通算 8週間以上であれば 2年,8週間未満であれば 1年とする.対象とする休職期間は,延長期間を考慮しない場合に最後の応募資格を有する年度の7月末日までに開始したものとする.
ただし,対象は最近の業績(上記延長期間を除いた10年以内)とし,特定の論文に制限するものではない.既に論文賞または竜門賞を受賞した者を除く.また,論文賞や技術賞(共著者を含む)と同時には応募できないものとする.
流体力学の知見に基づく画期的かつ実用化された技術(製品やソフトウェアも含む)を開発したと認められる個人もしくは代表者とそのグループに授与する.ただし,過去10年以内に発表された技術を対象にする.自薦の場合には,応募時点で代表者は会員であること,他薦の場合には,推薦者が本会員であれば応募者は会員である必要はない.
本賞は対象年(表彰を行なう年の前の年)の1月から12月の間にFluid Dynamics Research (FDR)誌に掲載された論文の中からFDR編集部が選考し学会理事会で決定される.
上記各賞の対象にはならなくとも,流体力学の知見を,広く社会や文化に貢献することに顕著な業績があった個人または組織を表彰する.対象者は,本会会員に限らない.募集は随時行い,応募があった際に理事会メンバーによる選考委員会での審議を経て表彰を決定することとする.なお過去に,当該表彰を受けたことがある業績は,対象外とする.
日本流体力学会年会講演会および数値流体力学シンポジウムにおいて若手研究者等による優れた発表に対し,これを表彰する.実施は「日本流体力学会・若手優秀講演表彰要領」に基づいて各講演会・シンポジウムの実行委員会が理事会の承認を得て行う.