独立行政法人海洋研究開発機構地球シミュレータセンターでは、下記の要領で研究員を募集します。
記
地球シミュレータセンターでは、高度計算表現法研究グループの研究員を以下の概要と要件に従って募集します。
シミュレーション高度化研究開発プログラム 高度計算表現法研究グループ
高度計算表現法研究グループでは、主に地球流体を対象とした大規模数値シミュレーションにおける可視化に関連した諸問題の研究、および可視化プログラムの開発に取り組んでいる。計算機の大型化、数値シミュレーションの大規模化に伴い、出力される数値データもまたそのデータサイズ、ファイル数ともに桁外れに大きくなってきた。さらに、解像度の飛躍的な向上によって数値データから抽出される現象、特徴の情報もまた複雑化の一途を辿っている。それ故、いかに高速にデータを処理し、かつ効率的に解析作業を実施できるかは、現在危急の課題であり、来るべきペタスケールコンピューティングの時代にはますますその重要性に注目が集まるであろう。このようなデータ可視化における諸問題に対して、現在本グループでは、並列レンダリング処理、表現法研究、バーチャルリアリティ技術を用いた先進可視化、インターフェース開発など、主にポスト処理と対話性に重点を置いた研究開発を進めている。また、シミュレーション研究者と協力し、個別のシミュレーションに対応した専用可視化ツールの開発や時間発展シミュレーション結果のアニメーション作成も行っている。
本グループでは、上記のような大規模データ可視化に関するさまざまな研究開発に挑戦する意欲ある研究者を募集する。特に、数値流体力学における大規模な流れ場の可視化に関するプログラム開発を基本とするが、それだけに固執せず他分野の知見を積極的に取り込んで可視化研究を遂行できる、柔軟な発想と行動力を持った人材を歓迎する。なお、シミュレーション研究およびシミュレーションコードの開発は本グループの使命ではないことに注意すること。
職種:地球シミュレータセンター 研究員
人数:1名
内訳 高度計算表現法研究グループ 1名
博士号を取得している者、博士号を取得見込みの者、またはこれと同等の研究能力を有する者。(上記条件に適合する場合、大学院在学中の者も含む。)
1)研究歴(応募者の研究業績を記したもの)
2)これまでの研究概要と採用後の業務に関する抱負 一通(自由形式)
3)推薦書 2名の推薦者から各一通ずつ(推薦者より直接提出先宛に郵送のこと。到着期限は応募締切りと同日。封筒に「推薦する応募者名」を明記すること。)
4)履歴書 一通
5)論文リスト 一通(査読付き論文とその他に分けること)
郵送による
〒236-0001
神奈川県横浜市金沢区昭和町3173-25
独立行政法人海洋研究開発機構地球シミュレータセンター 研究推進室
(封筒の表に「地球シミュレータセンター研究員応募」と朱筆すること。)
平成20年10月3日(金)必着
平成20年12月1日以降のできるだけ早い時期(採用日については応相談)
海洋研究開発機構横浜研究所(神奈川県横浜市金沢区昭和町3173-25)
海洋研究開発機構の研究員(任期制職員)
※海洋研究開発機構の研究員の任期等について
任期:1回の任期を最長5事業年度までとし、通算雇用継続期間は5事業年度を限度とする。
昇格:研究員として1年以上の勤務実績がある者について、主任研究員への昇格可能性あり。要審査(ただし、審査の機会は1回を限度とする。)。
応募締切り後、書類選考を行い、書類選考通過者について面接を行い、採用を決定する。(面接予定:平成20年10月下旬から11月初旬)
独立行政法人海洋研究開発機構
地球シミュレータセンター 研究推進室
担当:越後
電話:045-778-5757 FAX:045-778-5490
電子メール:echigot@jamstec.go.jp
以上